あなたは当てはまりますか?料理が下手な人あるあるをまとめてみた
自分は料理が下手か上手いか、でいうと私ダイテツは、「普通」であると自負しています。
料理が上手い人なんて料理人を始め、上を見ればキリがない、確かに到底並び立てるものではない。お願いだからコンプレックスを刺激しないでくれという感じ。
しかしまた、下手ではないとも言い張れるつもりです。というのも昔の自分があまりにもひどかったから。それに比べたら、料理が下手、というか料理という作業に辿り着いていない段階からは脱したと思っています。
今回は当時を振り返り、自分の思い込みや料理における所作をあるあるとして振り返ろうと思いますです。
ちなみに、「あれ、これ私も当てはまるんだけどwハハッ、ウケる〜!」という人は、ウケてる場合ではないので注意。限りなく赤信号に変わる前の瞬間に等しい黄色信号が点灯していると自覚した方がいいでしょう。頼むから危機感を持ってくれた方がいい、という感じ。
少し辛辣な表現で記しているが、これは過去の自分に対する「もうっ!なにやってんのよ私ってば!」という憤怒と戒めを込めて書いたためです。悪意はちょっとしかありません。
1.基本強火。弱火と中火をいつ使うか知らない
まず火力について。基本強火。弱火と中火を使うという概念がない。「だって強火の方が火が早く通るっしょや?」という、ある意味事実だが、雑な理念を振り回す。
2.材料及び調味料を計量しない
玉ねぎ1個、とかなら問題ないが、小麦粉100gとか重さで量を提示されても計らない。厳密には計らないのではなく、自分の「これくらいかな」という目分量に絶対の自信を持っている。同様に、大さじ2杯等も自分の感覚で完璧に計測できていると確信している。確かに量や重さを計らなくても料理はできるが、量や重さを計らないと美味しく調理ができないことを知らない。
3.煮れば煮る程柔らかくなると思っている
「煮れば煮る程柔らかくなるんでしょ?」という無敵な思い込みをしている。結果、豚の角煮を作るべく、圧力鍋で数時間にわたり肉を煮込み、見事角煮ベーコンを完成させたりする。時間や温度が絶妙に関係してくるということを微塵も気にしない。
4.調味料はたくさんの種類を使うほど美味しくなると信じてる
あれもこれも調味料を入れるとトレビアーンでデリーシャスワンダホーな出来上がりになると信じてる。とりあえずマヨネーズ好きな人はなんでもマヨネーズ突っ込んだりする。そんなことしているせいで、結局ミステリーな味わいになる。
5.隠し味という呪文をやたら使う
項目4の延長。自分がやりたいように入れたいように調味で味付けする際に使用する魔法の一言。「ここで隠し味、と」といいながら、隠すつもりなど微塵もない量とテイストの調味料をぶち込む。
6.なんでもチーズに逃げる
「とりあえずチーズがありゃ大丈夫だろ」と思ってる。もはや依存。
7.サランラップの使い方が下手
ピッチリピッタリにラップを使おうとして、結果ラップし直したりして、手間をかけラップと時間を無駄にしてる。そもそもうまくラップできていない。大した節約にもならないのに細かいところを気にして心に余裕がない。
8.作業中、キッチンが壊滅的に散らかってる
しまわない片付けない。「あたし、前しか向かない主義だから!」と言わんばかりに、材料・調理器具を使った後は振り返らない。戦場のごとくキッチンが散らかっている。調理中でも洗い物してすぐしまうという発想がない。
9.そもそも調理器具が足りない
なんで缶切りないねん!
なんでフライ返しないねん!
なんで計量スプーンないねん!
なんで肉用包丁しかないねん!
なんでザルとボウルがないねん!
なんで調理用トングはおろか菜箸すらないねん!
10.盛り付けは適当にし、「味で勝負だから!」と潔さを発揮する
盛り付けで視覚的な美味しさがいくらでも上がるというのにそこは華麗にスルー。「やっぱ料理は味で勝負でしょ」と一流の料理人マインドを見せつける。そして作った本人自体が盛り付けを諦めてるくせに、「どう、美味しそう?」と色々相反した事を聞くという素敵マインドを見せつける。
11.レシピを用意する癖にレシピを見ない
「俺、初めてコレ作るから」と言ってレシピを用意するものの、一切見ない。もしくは一回 流し見しただけで全て頭に入ってるかのごとく調理するものの、肝要な部分を抑えていない。おおよそ合っていれば大丈夫と思いながら、おおよそハズしてくる豪快さを発揮する。
12.足りないものを代用品でカバーしようとする
片栗粉を小麦粉で。
生姜をニンニクで。
一味を七味で。
ごま油を擦りゴマとサラダ油で。
乾燥バジルを乾燥パセリで。
蜂蜜を砂糖水で。
生クリームを牛乳で。
クッキングシートをキッチンペーパーで。
色々考えて代用してるつもりだが、場合によっては根本的に間違ってる。もちろん本人は「ナイスカバー」と思ってる、むしろ誇ってる。
13.電子レンジで解凍できない
「解凍すればいいんでしょ?」と電子レンジで解凍メニューをいじる事なく、単純明快な『あたため』ボタンを押す。
もう既に熱が通り、むしろ調理されているわけだが、気にせず解凍した材料と見なして引き続き調理する。
14.待てない。何かに追われているがごとく待てない
「30分ほど置いて味が馴染むのを待ちます」
「冷蔵庫で1時間程寝かしましょう」
という、待つ工程を無視する。ウエイトしてまだ3分なのに「はい30分立ちました〜!」と時を歪める。もしくは、「俺の仕込みのやり方だと、1時間寝かしたくらいの効果あるんじゃね」と時を超越する調理をしてた錯覚に陥る。とにかく人生に追われてるかのごとく、待たない、待てない。
15.既製品ですら手を加える、まだ何かしようと企む
「あの有名店で買ったローストビーフ、超美味しいんだよ!ちょっぴりオリーブオイルかけといたから!」
「ここのオードブル盛り合わせ、全部ガーリックバターが合うから、つけてみて!」
画期的アイディアが湯水の如く溢れてくるため、大人しくそのまま食べるという事をしない。完成されたものを壊す事を厭わない。
16.足りないものを代用品でカバーすらしない
足りないものがあっても、もはや代用品でカバーしようともしない。材料で足りないものをがあっても、少しくらい大丈夫とポジティブシンキング。材料で足りないものがあっても料理の腕でカバーできるとポジティブシンキング(料理の腕がないのに)。材料で足りないものがあっても、むしろその方が美味しくなったりするかもとポジティブシンキング。
17.好きなものを組み合わせたら美味しくなると信じてる
コーンポタージュスープとプルコギとご飯をあわせたら美味しい料理ができると思ってる。
18.やたらたくさん作る
「美味しかったらたくさん食べるよね」という思い込みのもと、美味しくない料理をたくさん作る。確かに美味しければたくさん食べるが、その前提条件がそもそも覆っている事など微塵も考えない。
19.バランスとか考えず好きなものを詰め込む、とことん詰め込む
好きなものはいくらでもイケる、イクべきだという思想のもと、料理の材料バランスを崩壊させる。「フフフ、こいつは諸刃の剣だぜ」とかよくわからないセリフを発する。
20.天才的レシピアレンジを思いついてしまう
「もしかしてこのレシピ、こうした方がいいんじゃないかしら!」という天才的とも言える閃きをする。先人達が試行錯誤を重ねてきたレシピに対して、経験の浅い一個人の突発的な思いつきを織り交ぜる事に躊躇しない。普通に作っていたらどう完成するかもわかっていないので、アレンジの結果どこがどう変わったのかはもちろんわからない。
21.時間と手間を違うところに注ぎまくる
例えばそう、練り辛子チューブの最後の最後の一捻りを抽出するのに気力を注ぎまくる。その間に料理は風化し冷めていく。
22.一口どころか、一舐めすら味見をしない
自分の料理に絶対的自信を持っているため、一切味見をしない。そして決まって、いただきますの後に初めて自分でも食し、「あれ、美味しいじゃんコレ!もう、そう言ってよぉ!」とコメントを発しつつ、「味見してなかったんかいっ!」というこちら側のツッコミを入れる隙は一切見せない
23.下準備について根本的に勘違いしてる
腕が未熟だからこそ、色々下準備をして料理スキルを補うべきなのに、「下準備とかはもうちょっと料理に慣れた人がやるもんだよね。私にはまだ早いかなぁ」と、こういう時だけ初心者アピールを猛然と行い、更に下準備をしない建前として振りかざす。
奥が深い料理の世界
いかがでしょうか、皆さま。周りに当てはまる方、もしくは自分が当てはまっていたりしませんでしたでしょうか。
あらためて昔を振り返って列ねてみましたが、まだ半分以上当てはまるダイテツ。自分は普通ですといいつつ、その域には達していなかったとわかりました。ちゃんと料理ができる人はバーモントカレーに肉を2.5kgもつっこみませんので。
あらためて料理スキルを上げるべく努力を続けようと思います。
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